漫画「可愛すぎる後輩、実はめちゃくちゃ××でした」をネタバレ解説
――恋なんて、もう遠い記憶。
江波ゆき、27歳。中堅OLとして毎日を淡々と過ごす彼女は、気がつけば7年も恋愛から遠ざかっていた。
真面目で堅実、地味だけど仕事はきっちり。そんな彼女には「先輩」としての自覚があったし、後輩の面倒を見るのも慣れたもの。
けれど内心は、ちょっと違っていた。
誰にも言えないけれど、触れ合いやドキドキする時間が恋しい。だけど今さらどう恋すればいいのかも、思い出せない。
そんな日常を揺るがしたのは、ある春の日。
ゆきのもとに配属された新入社員・佐藤真白(さとう・ましろ)。歳下とは思えないほど丁寧で、笑顔が眩しい――まさに「可愛すぎる後輩」だった。
「江波先輩、今日もよろしくお願いします!」
天使のような笑顔で挨拶してくる彼に、ゆきの胸は思わず高鳴る。けれど、先輩として自分を律しようとするたびに、真白の何気ない仕草や言葉が心の壁をやすやすと乗り越えてくる。
最初はただの職場の後輩。
だけどある日、突然の告白が、ゆきの世界を一変させた。
「……俺、先輩のことが、ずっと好きでした」
冗談じゃない。何かの間違い――そう思いたかった。
でも彼の眼差しはまっすぐで、真剣で、ほんの少し寂しそうだった。
戸惑いながらも、その想いに心が揺れるゆき。
そして、気づけばふたりは恋人同士に。
けれど、ここからが本当の物語だった。
「――先輩、こんな顔するんですね」
普段は礼儀正しく控えめな真白が、ふたりきりになると豹変する。
見たことのない目、強引な手、甘やかすような声。
彼の“めちゃくちゃ××”な一面が、ゆきの知らなかった感情を次々と呼び覚ましていく。
恋に不器用な大人女子と、ギャップが激しい年下男子。
触れるたびに高まる鼓動、甘いキス、熱い吐息――。
戸惑いとときめきが交錯する中で、ゆきは少しずつ、恋を「思い出して」いく。
“かわいい”だけじゃない
“優しい”だけでもない
彼の奥底にある、誰にも見せなかった“本気”の想い。
それに触れたとき、ゆきの心もまた、変わっていく。
これは、「もう恋なんてしない」と思っていた彼女が、
“可愛すぎる後輩”との出会いで、自分の中の恋愛感情と欲望を思い出し、
本気の愛に向かって歩み出す――そんな焦れキュンでちょっぴりエッチな、大人のピュアラブストーリー。
0コメント