ただの恋愛なんかできっこない -こじらせ上司とフェチな部下 ネタバレ!あらすじや結末予想も!

漫画「ただの恋愛なんかできっこない -こじらせ上司とフェチな部下【ラブコフレ】」をネタバレ解説

唯野(ゆいの)は、どこにでもいる普通のOLだった。地味な見た目で、特に目立つこともない。そんな彼女が、ある日突然、総務部から営業部へ異動となる。新しい職場での上司は、クールでスマート、そして誰もが認める“デキる男”――桐谷(きりたに)。

桐谷は仕事に厳しく、常に冷静沈着。だが、唯野は気になっていた。なぜか彼は、自分にだけ妙に距離を取るのだ。

初めは「もしかして嫌われている…?」と気にしていたが、ある時ふと気づく。

桐谷とすれ違った瞬間、ふわりと漂う香りに強く惹かれてしまったのだ。

唯野は、極度のにおいフェチだった。とくに、桐谷の匂いは彼女にとって どストライク だった。理由は分からない。ただ、もっと近くで嗅いでいたい、そう思ってしまうほどに――。

しかし、その思いとは裏腹に、桐谷は相変わらず距離を取る。むしろ 必要以上に避けている ようにすら感じるほどだった。

「私、やっぱり嫌われてるんだろうか……」

そんなモヤモヤを抱えていた唯野だったが、ある日、彼の“秘密”を知ってしまう。

ある仕事の帰り、ほんの偶然で 彼と至近距離になったとき――桐谷の身体が、明らかに反応していたのだ。

一瞬、空気が凍る。

桐谷は焦ったように唯野から距離を取ろうとするが、唯野の頭の中は混乱していた。

(えっ……もしかして、私に対して……?)

しかし、そうではなかった。

実は桐谷、過去のトラウマにより 「女性を意識すると、身体が勝手に反応してしまう」 という体質を持っていたのだ。そのため、女性と近づきすぎないように、常に一定の距離を取って生活していたのだった。

「だから、私を避けてたんですか?」

問いかける唯野に、桐谷は戸惑いながらも頷く。

「……悪いが、無意識に女性を避けてしまうんだ」

唯野は、それを聞いて ある提案をする。

「じゃあ……わたしを、克服の練習台にしてください!」

桐谷は目を見開いた。

「……は?」

唯野の心臓はバクバクだった。でも、このまま何もできずにいたくなかった。

桐谷のことをもっと知りたかったし、彼の役に立ちたかった。

(それに……私が桐谷さんの匂いを独り占めできるなら、一石二鳥かも……)

そんな下心も、少しだけあった。

最初は当然、桐谷に拒否される。

「そんなこと、お前に頼めるわけがない」

だが、ある日ふたりで食事に行った際、 酔った勢いでついに一線を越えてしまう。

翌朝、唯野は改めて言う。

「仕事でもプライベートでも、桐谷さんを支えさせてください」

戸惑いながらも、次第に唯野に心を許していく桐谷。はじめは 「女性を克服するため」 だったはずの関係が、いつしか 「彼女を手放したくない」 という気持ちに変わっていく――。

しかし、ふたりの関係に波乱を巻き起こす存在も現れる。

唯野に好意を寄せる 男性ライバル、そして桐谷を狙う 美人の女性ライバル。

このまま二人は結ばれるのか?

それとも、運命のいたずらが彼らを引き離してしまうのか――?

「においフェチの地味OL」と「女性を避けるデキる上司」の、じれったくも甘い恋の行方は――⁉

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