ウィズレイン王国物語 ～竜が花嫁～ ネタバレ！あらすじや結末予想も！

漫画「ウィズレイン王国物語 ～竜が花嫁～」 ネタバレ！あらすじや結末予想も！

ウィズレイン王国――かつて勇者とその相棒である竜によって拓かれた国。そこに暮らす男爵家の養子、エルナは、義姉ローラに虐げられる日々を送っていた。冷たい仕打ちにも慣れたある日、ふとしたきっかけで水をかけられた瞬間、彼女の中で封じられていた記憶が蘇る。

――私は、かつてこの国を守護した竜だった。

前世の記憶を取り戻したエルナは、かつて勇者と共に戦い、「人間になりたい」と願っていたことを思い出す。そう、今の自分はその願いが叶った姿だったのだ。転生したことを喜び、これまでの虐げられる生活も気にしないようになる。

だが、国ではある儀式が進められていた。勇者の遺した言葉に従い、成人した娘たちの中から“竜の生まれ変わり”を探すというものだ。エルナもローラと共に王宮へ向かうが、そこで思わぬ事態が起こる。

エルナが大切にしていた不思議な石――それこそが竜の鱗だったのだ。しかし、ローラがその石を奪い取り、身につけていたため、彼女こそが竜の生まれ変わりだと誤認されてしまう。

「この者こそ、伝説の竜の転生だ！」

王宮の者たちが歓喜する中、エルナはある人物の存在に気がついた。

王の座に就いたばかりの若き国王・クロス。

彼と目が合った瞬間、エルナの胸が強く高鳴る。

「この人は……あの勇者の生まれ変わり！」

確信したエルナは、再会の喜びに震える。しかし、クロスは彼女の視線に戸惑いを見せ、前世の記憶がないことがすぐにわかった。

「君は……何か、俺を知っているのか？」

エルナが望んだのは、人としての人生。しかし、転生してもなお絡みつく運命は、彼女を再び大きな波へと巻き込んでいく。

勇者と竜の記憶を巡る運命の物語――。

エルナは、人として生きる意味を見つけることができるのか？