モビーディック ～VIPに捧ぐ大きな〇〇～ ネタバレ！あらすじや結末予想も！

漫画「モビーディック ～VIPに捧ぐ大きな〇〇～」 ネタバレ！あらすじや結末予想も！

勲人（いさと）は、建設会社の下請け社員として、黙々と汗を流す日々を送っていた。特に夢があるわけでもなく、ただ生活のために働く。そんな彼の人生が一変したのは、ある日、ふと手に入れた一枚の名刺だった。

「VIPたちに贈られるプレゼント」

意味が分からないまま指定の場所へ向かった勲人は、富裕層だけが住む秘密の街、田園南が丘へと足を踏み入れる。そこは「不倫天国」とも呼ばれ、退屈な日常に飽きたセレブたちが密かに集う、禁断の楽園だった。

彼を待っていたのは、専属マネージャー・澪（みお）。冷静でプロフェッショナルな彼女は、勲人にこの世界のルールを教えた。

「あなたはVIPたちの“プレゼント”。彼女たちの心を満たすのが仕事よ」

――これは、ただの遊びではない。求められるのは、体だけではなく、心をも癒す存在。

「忘れられない男」へ

勲人は新たな役割を受け入れ、多くの女性たちと出会う。

莉子（りこ）――大手企業の役員の妻。夫に愛されることなく孤独に生きてきた彼女は、勲人の優しさに触れ、次第に心を開いていく。しかし、それは危険な関係でもあった。不倫という背徳のスリルに引き込まれるほど、抜け出せなくなる。

万尋（まひろ）――高慢で気まぐれなプロゴルファー。お金と名声に恵まれながらも、心は満たされていなかった。勲人に対して最初は反発するが、彼の言葉や態度に触れるうちに、本当の自分と向き合うようになっていく。

そして澪。

彼女は決して勲人に心を許さないようにしていたが、仕事として割り切るはずの関係の中で、少しずつ感情が揺らぎ始めていた。

勲人もまた、自分の役割に疑問を抱くようになる。これは仕事なのか、それとも――？

「プレゼント」の真実

しかし、田園南が丘には隠された真実があった。

セレブたちの甘美な楽園は、実は誰かに支配された世界だったのだ。勲人は次第に、この街の闇に巻き込まれていく。

やがて訪れる選択の時。

仕事として求められる存在でいるのか、それとも、自分自身の愛を貫くのか。

「君はどうしたいの？」

澪の言葉が、勲人の胸に深く突き刺さる。

彼が最後に選ぶのは、愛か、自由か。それとも、全てを捨てる覚悟か――。

禁断の楽園で繰り広げられる、愛と欲望の物語。

最後に「忘れられない男」となるのは、果たして誰の心の中なのか。