漫画「王子様は淫魔の取り替えっ子でした 貞淑な令嬢をダメにするニョロの誘惑」 ネタバレ!あらすじや結末予想も!
レティシアは、貴族としてのしっかりとしたしつけを受け、19歳となった今も社交界では堅実でおとなしい女性として知られていた。彼女は、婚約者を見つけるために母親に夜会に参加するように強く言われ、毎回その義務を果たしていた。しかし、他の女性たちに比べて自己主張が弱く、地味で会話も得意ではないレティシアに、誰も興味を持つことはなかった。
だが、そんなレティシアに突如として現れたのが、幼馴染であり王太子であるエセルだった。彼はいつも他の女性に軽々しい言動を取っていたが、レティシアをからかいながらも関心を持っている様子だった。エセルのことを嫌っていたレティシアは、何度も彼との関わりを避けようとしていたが、その矢先、軍人のダミアン・カートが現れる。
ダミアンは真面目で無口な男性で、レティシアの心に少しずつ寄り添ってくる。彼の堅実な性格と慎み深さに惹かれたレティシアは、彼との関係を深めていくことを決意する。やがて、ダミアンとの婚約が決まったが、それも束の間、彼の身にあるスキャンダルが発覚する。ダミアンはメイドに恋をし、婚約を破棄して家を出てしまった。レティシアはその理由を知り、失望しつつも次の婚約者を探すことを余儀なくされる。
だが、このすべての出来事はエセルの仕組んだことだった。エセルは妖精との契約を結び、魅了薬を使ってダミアンをメイドに恋させていたのだ。それも、すべてはレティシアを他の男性に取られないようにするための策だった。エセルの深すぎる愛情が明らかになる中、レティシアはその心に気づき始める。
すると、王太后が突然レティシアにエセルとの縁談を持ちかける。王太后は、エセルが結婚する姿を死ぬ前に見たいと願っており、レティシアがその相手に選ばれることを望んでいた。だが、王太后の本当の狙いは、王族の評判を守るためにエセルを結婚させることだった。
レティシアはこの縁談を受け入れるかどうかを決めかねていたが、エセルに直接、自分との婚約についてどう思っているのかを尋ねる。エセルの返答は、予想外のものだった。彼はレティシアに対して本気の愛を抱いており、その思いが彼の心の中にずっと秘められていたことが明かされる。
最終的に、エセルとレティシアは婚約を決定し、王太后の期待に応えることとなる。だが、その先に待ち受けていたのは、さらなる試練だった。エセルの過去に隠された秘密が明かされ、王族としての立場や責任が二人の関係を試すこととなる。
それでも、レティシアはエセルと共に歩む決意を固め、二人は運命に抗いながらも、真実の愛を手に入れるために共に歩き出すのであった。
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